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- 議会での激しい言葉遣いは1990年代に急増し、2000年代初めに和らいだ後、2013年以降50%上昇した。
- 2013年から2025年にかけて、有権者のツイートで政策に関連する文に占める怒りの割合は35%増、Redditの怒りを含むコメントは46%増となった。
- 議員による怒りの投稿は59%多くリツイートされ、動員と分極化を強め合う悪循環を生んでいる。
アメリカ政治は、記録が残る中で最も怒りに満ちた状態にある。ここ2カ月だけでも、ドナルド・トランプ大統領は民主党の候補者たちを「ジハーディスト」や「過激な狂人」と呼び、対立相手の体重や容姿をあざけり、カリフォルニア州選出の民主党上院議員アダム・シフ氏への憎悪を公言し、テキサス州で民主党の上院選候補を目指すジェームズ・タラリコ氏を「タル・ア・フリーク・オー」と呼んだ。

かつての共和党の盟友たちも例外ではなく、トランプ氏から「敗者」と切り捨てられた。大統領ほど激しく敵意をむき出しにする人物はほとんどいないが、怒りの商いを発明したのは彼ではない。新たな研究は、彼が今や国全体に広がる憤慨の大きなうねりの中にいることを示している。
1世紀半の演説と投稿が示すもの
ハーバード大学やHECパリ、パリ・サクレー大学、カリフォルニア大学バークレー校の研究者らが、政治的な怒りの変遷を追跡した。議会での本会議演説1世紀半超に加え、数百万件のソーシャルメディアのメッセージを調べ、人工知能(大規模言語モデルや自然言語処理を含む)を用いて感情のトーンを分類した。
すべての文書について、怒り、悲しみ、誇り、感謝、恐れ、嫌悪、喜び、希望という8つの感情で評価し、感情全体の強さも測定した。

研究によると、議会における激しい言葉遣いは1990年代のニュート・ギングリッチ氏の指導下で急増し、2000年代初めにはいったん和らいだ。しかし近年は再び勢いを増し、2013年以降50%上昇している(図表参照)。
有権者もまた怒りを強めている。2013年から2025年にかけて、有権者のツイートのうち政策に関連する文で怒りを示すものの割合は35%増加した。インターネット掲示板Redditへのコメントでは、増加率は46%に上った。
怒りが広がり続ける理由
研究の著者らは、激化の原因を単一の要因に帰することは避けているが、説明の候補は多い。インディアナ大学のスティーブン・ウェブスター氏は、党派対立の激化を強調する。ピュー・リサーチ・センターのデータによると、2016年以降、相手の政策を拒否するだけでなく、相手政党の人々を不道徳で不正直だとみなす民主党員と共和党員が急増している。
対立政党に対して「怒りを感じる」と答えた党派支持者の割合は、2016年から2025年にかけて30ポイント近く上昇し、76%に達した。
「どこから始まるにせよ、互いを強め合うフィードバックループになる」と、新たな研究を共同執筆したハーバード大学のステファニー・スタンチェバ氏は言う。同氏は、連邦議員による怒りに満ちた投稿は、感情的に中立な投稿より59%多くリツイートされるとの証拠を挙げる。
怒りは他の感情よりも有権者を動員しやすく、有害な悪循環を生む。怒りが政府への信頼を損ない、分極化を深め、民主主義の規範への有権者の愛着を弱めることは、たとえ怒りの当初のきっかけが政治と無関係であっても起こると、政治学者らは明らかにしている。
スタンチェバ氏らは、否定的な感情を呼び起こされた実験参加者は移民や貿易に対して冷淡になる一方、経済的な再分配には好意的になることを発見した。富裕層への怒りを反映している可能性がある。「怒っているとき、人は恨みと非難という枠組みで物事を捉えるのです」と同氏は言う。
憤りが中間選挙戦を動かす
中間選挙が近づく中、注目を集めようとする候補者の多くは、憤りを選挙戦の中心に据えている。4月、ニュースサイトのアクシオスは、民主党の選挙CMのうち50本近くが「ファイター」や「ファイト」という言葉を使っていると報じた。コロラド州で無所属の上院選候補を目指すボブ・チュー氏は、生活費の高騰への怒りを示すため、部屋で家具を投げ回す姿を描いたCMを公開した。
少数の候補者は別の道を選んでいる。民主党の上院選候補を目指すジョシュ・トゥレック氏は「アイオワのために戦う」と誓う一方で、「希望と前向きさの必要性」も訴えている。タラリコ氏は利己主義よりも奉仕を優先すると語っている。
昨年、ゾーラン・マムダニ氏はポピュリスト的な政策と絶え間ない明るさを組み合わせ、ニューヨーク市長選を制した。アメリカ人は依然として不満を抱え、変革を求める人の割合は増えている。しかし、しかめ面こそが変革を約束する最強の手段だと、すべての候補者が考えているわけではない。■
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